トリフォニーホール≪ゴルトベルク変奏曲≫2010
清水靖晃&サキソフォネッツ
≪J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲≫
あの「チェロ・スウィーツ」から10年、
5サキソフォン+4コントラバスによる
清水靖晃のゴルトベルク変奏曲
| 日付 |
2010年2月27日(土) |
| 時間 |
18:00開演(17:30開場) |
| 出演 |
清水靖晃[テナー・サキソフォン]
江川良子、林田祐和、東 涼太、鈴木広志[サキソフォン]
佐々木大輔、倉持 敦、大石健治、木村将之[コントラバス] |
| 曲目 |
清水靖晃/インプロヴィゼーション
J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲 ト長調BWV988
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黄金[Gold]の巨峰[Berg]から湧き出るピュアウォーター[清らかな水]の奔流[Bach]――
清水靖晃&サキソフォネッツ《ゴルトベルク変奏曲》について
イングマール・ベルイマン監督がバッハの音楽を用いた映画『サラバンド』を見た時、とっさに靖晃さんのことを思い出した。配給会社のロゴタイトルの音楽を靖晃さんが手がけていた偶然もあるが、ベルイマンがバッハで象徴した人間の愛憎、煩悩、葛藤、欲望、そのほかもろもろ―― 一言で要約すれば人間の“ムラムラ”したものが、靖晃さんの音楽を強く想起させたのだ。映画界の頂点をきわめた巨峰の人[Berg man]ベルイマンと、音楽を渇望するぼくらの咽喉を癒し続けるピュアウォーター[清らかな水]清水靖晃。折りに触れ、ふたりが生涯の節目にバッハの音楽に立ち返り、《無伴奏チェロ組曲》に基づく作品を発表してきたのは決して偶然ではない。ベルイマンと靖晃さんのスタイルはまるで違うが、人間の不条理と向き合うふたりにとって、バッハの音楽の奔流[Bach]はいわば清濁併せ呑む大海にして参照点なのである。
1990年代半ばから靖晃さんがサキソフォネッツとして始めた《チェロ・スウィーツ》の一連の演奏録音は、バッハをアレンジする行為、ひいてはバッハを演奏することの意味を根底から変えてしまう画期的なプロジェクトだった。バッハの潜在的ポリフォニーをサックスアンサンブルで顕在化させる大胆な着想とその実現もさることながら、ぼくたちの度肝を抜いたのは、彼が周到に選び抜いた演奏の場だ。渋谷の地下駐車場、大谷採石場、釜石鉱山、すみだトリフォニーホール――これら空間を満たす空気[air]を、靖晃さんはバッハの歌[air]で見事にヴァイブレートさせ、その結果、空間そのものの意味すらも変わってしまったのである。
「バッハは一生取り組み続けていく存在」と公言する靖晃さんが、すみだトリフォニーホール《チェロ・スウィーツ》演奏から10年の節目を迎える2010年、ついに同じ会場でサキソフォン5本とコントラバス4本による《ゴルトベルク変奏曲》に初めて挑む。そのアレンジは清流になるのだろうか? はたまた濁流になるのだろうか? 《ゴルトベルク変奏曲》という黄金[Gold]の巨峰[Berg]からピュアウォーター[清らかな水]の奔流[Bach]となってムラムラと湧き上がる、靖晃さんとサキソフォネッツの演奏。いま、確実に言えることは、靖晃さんと《ゴルトベルク変奏曲》演奏史の新たな春[スプリング]の到来を告げる清らかな湧き水[スプリングウォーター]が、2010年2月27日の初演の夜に初めて地表の空気[air]に触れ、冒頭のアリア[air]に続く30の変奏曲が、すみだトリフォニーホールの空気[air]をクールに、しかもホットに満たすということだ。
前島秀国
(まえじま ひでくに/サウンド&ヴィジュアル・ライター)
チケット情報
| 料金 |
S¥5,000 A完売¥4,000 B完売¥3,000
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| 割引 |
トリフォニークラブ会員は各10%引き |
| 発売日 |
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一般発売:10/4(日) |
| お問合せ |
トリフォニーホールチケットセンター
03−5608−1212 |

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